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変なアプリの広告で、地元のスーパーの生鮮食品売り場を思い出しました。
無料の氷。無料の水。溢れたそれは世界中に届くには少なすぎる。
東京という街のコスパ。天丼の映像。ずっと点いてるHDMI3。
生活の羅列があまりにも独立していて、きみの顔がはっきりと思い出せません。
あの生鮮食品売り場の温度の記憶と引き換えに、ほしいなと思うよ。
確証が。絶対が。指標が。テンプレートが。危機が。人が。
誰でも良かった、なんて、善人の言葉に聞こえてしまう。もっと枯渇した心を研ぎ澄ます人が、この国にはいるんだね。こわいね。
人間が一番怖い。分かりきったことを何度もいう人。親指。アップデート。
24摂氏があまりにも染みる。