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2018-08-11から1日間の記事一覧

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今朝方の 蛆虫みたいなおりもの そうか君は死んだのか 生まれたことも悟られずに 排出という死を迎えたきみ 触ってみると案外そっけないね 殿堂入りとかそういうものにすがって生きる人 それにケチをつけることでしか自分を保てない人 自分が何者かすら把握…

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はいはいパクリパクリ 影響丸受けですね 意識しすぎじゃない?とかいう誰 なぜひとがひとに何かを与えることが よくてだめなのだろう 気持ち悪いことは十分に理解していて それでもなお食べ続けることで なにかをなにかになにかしようと 動き続けなければ死…

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たまに思い出す不確かな旋律。汚れ・しみありの本。放置された自転車。忘れられた歯医者。私みたいだ。 感情をうまくホッチキスで止めることができたのなら、こんなに泣いてしまうこともなかった。 めくるめく快楽の沼に足を止めることができたのなら、こん…

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雑木林を抜けて初恋を迎える場所に行こう。唾液を混ぜた憂鬱をセメントで固めて理屈をこねたパンを食べる。夕焼けと待ち合わせ。あの日の階段での出来事。君にさよならを告げあなたのそばに立つと山の向こうに飛行機雲が見える。ほうき星にまたがり口笛を吹…