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標識はいつだって正しい。多分。

丸め込まれる前に孤独を解放しなければ死ぬ。

銭湯の隅っこでふと死を思う。

そこからの記憶はなく、わたしは正方形の空間に閉じ込められていた。

赤いリンゴがひとつ、だらしなく存在している。

齧る勇気もなく、眺めているだけで精一杯だった。

そのうち、誘発された自由が発砲しわたしの胸に重みが訪れる。

ここはひとつ、愛の輪郭をなぞりませんか。

赤は愛の色。

平和的解決を目論むみんなに晩御飯はありません。