日記

高3のとき美術予備校の夏期講習で同じだった傲慢で苦手な人間が今藝大にいるらしい。どうでもいい。どうでもいい。どうでもいいんだと思いながら3ヶ月に1回くらい思い出しては考える。考えるというより、もう一度思う。そのことについて思いを巡らす。

どうでもいい。高校のクラスメイトが先日代アニを卒業した。どうでもいい。叔母がメンソール吸いは本物の喫煙者じゃないと言った。どうでもいい。カップルYouTuberの浮気ドッキリ。どうでもいい。野良犬。どうでもいい。古本屋の店主に一見老婆に見えたと言われた。どうでもいい。3月。どうでもいい。新元号。どうでもいい。大学時の同期が撮ってる自主制作映画。どうでもいい。カルロス・ゴーン。どうでもいい。他人の恋愛事情。どうでもいい。37人にブロックされているらしい。どうでもいい。金曜ロードショー。どうでもいい。家族。どうでもいい。小学校の同級生の子供。どうでもいい。母親の知り合いの海外旅行の感想。どうでもいい。

死ね。全員死ね。全員死んで世界中の幸福と不幸を無に帰してプラマイゼロにしろ。いいよね、好きな言葉、one for all, all for oneって言ってたもんね。

生活に喜怒哀楽の怒と哀しかない。見窄らしい精神。LINEとTwitterのリア垢とインスタを消した。人と愛し合いたいが人が恐ろしすぎる。Twitterも結局人と人だ。画面の向こうに自我を持った人間がいる。怖い。わたしが辛うじてフォローをしてもらえたりいいねをもらえたりするのは、わたしがわたしの思考のみを見せているからであり、肉体と肉体として対面すると皆さんはきっと(省略)と思うだろうと思う。それが恐ろしくて恐ろしくて仕方がない。己の気持ち悪さは己が一番理解しているので。まあそんな話はどうでもいいよね。多分。どうでもいいんだよ。

坊主にしたいが髪をぐしゃぐしゃにするのが癖なので坊主にしたらしたで今度は髪の毛をピンセットで抜き始めると思う。まあ坊主にすることは一生ないと思いますが。これもどうでもいいね。

なんか全部めんどくせー。思考も出力も食事も排泄も娯楽も生きているということもめんどくせえよ。何もない。俺には何もないなんて前提で、そもそもこの世に何もない。誕生にも何の意味もない。ただの動物の生殖の結果、そう思えれば楽だけど。しかし、つい親からの精神的文脈を読み取ろうとしたり、自分の誕生肯定について考えを巡らしたりしてしまう。思考が止まることがない。これも不快。まあ結局、自分のルーツや自分が産まれたということについて考え続けたところで、誕生は他人の意思と肉体による操作で行われたことなのでやはり何の意味もないのでは、と一旦なる。それでもまたふと考え始めてしまうのです。答えを求めて。

本当に思考を放棄したくてしたくてしたくて柴漬け←笑え。常に何かを考えてるから、ものすごく疲れる。まあ当たり前のことなのかもしれないけど抱えてる問題が多すぎて。ああ、これ書くのもめんどくさくなってきた。